東京大学医学部 健康総合科学科 看護科学専修

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研究紹介

家族看護学教室

家族看護学は、その名の通り、「家族」を対象とした看護を志向する新しい専門領域です。看護学では、母性看護学、小児看護学、成人看護学、老年看護学といったように、個人のライフステージに応じた看護を追求したものがあります。このような看護学の中で、家族看護学は、個人のどのライフステージにも関わり、「家族」という集合体を看護するという点で特徴的です。

家族看護学教室では、大きく3領域の研究を行っています。この3本柱を中心として、様々な状況にある個人と家族への看護を追求し、日本だけでなく世界へと発信しています。

家族の“生活の質 Quality Of Life” に関する研究

患者や家族の健康を考える上で、“生活の質”(Quality Of Life; QOL)に着目しています。QOLは、疾患や健康問題が個人やその家族の身体的・精神的・社会的側面に与える影響を捉えています。

周産期の子育て支援に関する研究

妊娠、出産、育児という一連の出来事の中では、継続した支援が重要です。妊娠中は、産科医、助産師、看護師、そして産後1ヶ月健診頃からは、地域の保健師や児を診る小児科医が支援を行います。これらの専門職の相互連絡・協力は不可欠であり、多職種のネットワークによる支援の質の向上が望まれます。

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 小児がんの子どもと家族 に関する研究

小児がんは、子どもに起こるがんの総称で、1人/1万人の割合で発生するとても稀な疾患です。治療後は多くの方が良くなり、日常生活・社会生活を営んでいます。一方で、小児がんの子どもやその家族は、疾患や治療による身体的・心理的・社会的影響を長期にわたり抱えています。このため、研究者や医療者は、これらの影響に対して、効果的な予防介入や管理方法を開発し、実施していかなければなりません。

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