東京大学医学部 健康総合科学科 看護科学専修

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カリキュラム

カリキュラム概要

東京大学医学部 健康総合科学科 看護科学専修に進学した学生は、大きく共通必修科目、専修必修科目、選択科目の3種類の科目から構成されるカリキュラムを受講します。

共通必修科目では、健康総合科学の基本となることについて学びます。たとえば、解剖学や生理学、薬理学・毒性学など生物としてのヒトの生体メカニズムに関する科目、生物統計学や疫学など国・地域などの単位での集団にまつわる健康についてのデータを解析・分析する手法を学ぶ科目、健康心理学や生命・医療倫理Iなどの社会的・心理的な観点から健康へアプローチするための科目、感染症や病態疾病論などの健康が害された場合の疾患ならびにその回復について学ぶ科目などが含まれます。また、昨今のグローバル化を受けて、健康総合科学に関連する英語や科学論文にまつわる知識についても学ぶことができます。さらには、生命科学実習I、健康科学調査実習、生物統計学実習という三つの実習で、健康総合科学を実践する基本的スキルセットを身に着けることができます。これらの必修科目や下記に述べる科目を履修することで卒業となりますが、その集大成として、卒業論文を全員が履修します。最先端の知識を得るのにとどまらず、自らが新しい健康総合科学の知を形成する一端を担う経験を積みます。

看護科学専修必修科目では、看護にまつわる知識をより深めるための知識・実践を学ぶことができます。たとえば、精神的な観点から健康維持・回復への実践に欠かせない健康行動理論などの健康に関わる科目、あるいは、それぞれの疾患を理解し看護学的な観点からアプローチするために必要な科目です。より詳しくは、看護における基本となる基礎看護学、各ヒトの発達段階や状態に応じた科目としての小児・成人・母性、老年看護学、また、疾病を抱える方々を支えるのに重要である在宅看護論・家族と健康・看護支援技術論などについて学ぶことができます。加えて、ただ知識を習得するだけでなく、それぞれの看護実践に必要な実習を実際に臨床現場や施設等で学びます。臨床実習では、看護科学専修の学生しか経験のできない多様なフィールドで、実際の患者やサービス利用者に直接ケアを提供します。座学で学んだ理論が実際の現場でどのように実践されるのかを経験する貴重な機会となります。

選択科目としては、健康総合科学に関わる周辺知識を補うための科目をとることができます。たとえば、医療倫理・公衆衛生倫理などの倫理に関する科目、数学・工学的な側面から知識を深めるための応用数理・看護理工学・健康空間情報科学、また、看護実践の深化に重要な地域看護学・長期ケア看護学などを取得できます。

以上のカリキュラムを修めることで、最終的には看護師の国家資格試験を受験する資格を得ることができ、4年次の2月にある国家試験に合格することで看護師の資格を得ることができます。